「WordPressのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用 5.x対応版」という本を書きました。MDNさん発行で本日発売です。やったー!

全国書店にも並んでいると思うのですが、Amazon 売れ筋ランキングホームページ入門書部門とWebデザイン部門で3位をいただいているようで、手にとってくださってる方がいるんだとじんわり嬉しく思っています。
Amazonでの購買はこちらからどうぞ

意外がられるのですが、初めての本です。竹下和人さん、占部 紘さん、シマキョウスケさんとの共著になります。どんな経緯でとかどうやってとかは竹下さんがブログにまとめてくださったので、興味がある方はそちらをどうぞ。
私の方ではこの本で何ができるかとこの本を何故書こうと思ったかということを書いてみようと思います。

  1. 「WordPressのやさしい教科書。 」ってどんな人向けの本?
  2. 「WordPressのやさしい教科書。 」で何ができるようになる?
  3. この本を何故書こうと思ったか
  4. WordPressでサイトを持つ意味
  5. 著者陣について
  6. レビューチームやご協力くださった方々
  7. 「WordPressのやさしい教科書。」を使ったイベント

「WordPressのやさしい教科書。 」ってどんな人向けの本?

この本は初心者向けの本です。

  • WordPress でサイトを作ってみたい
  • WordPress 5.0 でエディター変わったけどどう使ったらいいの?
  • WordPress でサイトを作るとき、作ったあと、どういうことに気をつけたらいいの?

と、思っているような人に向けて書いています。
特に「自分のサイトを作りたいし、WordPressに興味があるけど難しいのかな?」とか「WordPressってよく聞くし使ってみたいけどセキュリティとか怖い」とか思うような方には読んで欲しいです。
WordPress怖くないよ!

「WordPressのやさしい教科書。 」で何ができるようになる?

ここはとても重要なところだと思います。

WordPressのやさしい教科書でできること

  • WordPressのライセンスや成り立ちなど基礎知識を得る
  • レンタルサーバーを契約し独自ドメインを取得してWordPressをインストールする
  • WordPressの初期設定をおこない、管理画面の機能を知る
  • テーマやプラグインを設定する
  • 固定ページを作る
  • コンタクトフォーム(お問い合わせページ)を作る
  • ブロックエディター(Gutenberg / グーテンベルク)の使い方を知る
  • Google Mapの設定
  • Facebook、Twitterとの連動、instagram、Youtubeの埋め込み
  • Googleアナリティクス(アクセス解析)の設定
  • セキュリティ対策を知る
  • WordPressの公式サイトや、コミュニティ、情報収集について知る

というようなことができます。基礎知識や実際の運用で必要そうなこと一式という感じでしょうか。
反対にこの本を読んでもできるようにならないこと、というのもあります。

  • PHPやCSS、HTML、Javascript
  • プラグインやテーマの作り方

などは他の本を選んでいただくか、WordPressの基礎知識を身につけた上で調べていただくというように考えています。

本書のページを少し公開します。こんな感じです。

この本を何故書こうと思ったか

私は今、香川県にある男木島という島に住んでいます。6年前に大阪から島に越してきて、地方でWordPress MeetupやWordCampを開催していろんな人の声を聞くようになって思ったのは

「めっちゃWordPress求められてるやん!」

ということでした。WordPressそのものに興味があるという方も多いですし、それ以上に「あなたのやりたいことにはWordPressがぴったりですよ」ということも多いのです。カフェのサイト、花屋さんのサイト、写真家さんのサイト、お寺のサイト、美容室のサイト、イラストレーターさんのサイト、などなど。

ちょっと大きい話になっちゃうのですが終身雇用制度とかは幻想だ、みたいになった今の時代に実は「自分で何かやろう」としてる人、実際に動いてる人って多くって、私はそういう人たちを応援したいし、WordPressはまさにそういう人たちにぴったりのツールだと思っています。

そして同時にそういう人たちは多いのにWordPressの情報が「届いてないな」と思うこともあるのです。
例えば「Gutenbergはバグだらけで使えない」とか「WordPressを使うならまず有料テーマを買わなきゃ」とか、そうじゃないよと思う話がTwitterで流れてきたりします。

つまり、多くの人に届けたい、また今届いていない人に届けたいと考えたら、今までとは違うアプローチが必要なのではないか、ということを思ったのでした。私が今までメインでしてきたアプローチはWordPressの勉強会やイベントです。

ちょうどそういうことを考えているタイミングで、デジタルキューブ社岡本さんのWordPress5系対応の本を書きたい人を探してる的な言葉を見て、「書きたいです」と手を挙げさせていただいたのでした。岡本さんありがとうございました!

WordPressでサイトを持つ意味

今はSNSもあるし、小さなお店だったらGoogleマイビジネスやFacebookページ、そしてブログや記事を書くにもアメブロやnoteなどたくさんのサービスがあります。
いわゆる自社サイトを持たなくても自分の文章を読んでもらったり、広報は可能になっています。そういったサービスを使うことは賛成ですし、私もいくつかのサービスを利用しています。

しかし、その上で私は自分のサイトを持つことに意味はあると思っています。まずはSNSなどでは流れていってしまう情報をまとめるということ。また他者の評価ではない自分の価値観を伝える場所を、サービスの形が変わるかもというようなことを心配せずに自分で持つということ。

そして、身についた技術は自身を裏切りません。知識や技術を身につけるということは必ず自身を助けることになるでしょう。

著者陣について

さて、この本を書き上げるにはたくさんの方の協力が必要でした。最初にきっかけをくださった岡本さんもそうですがWordPressコミュニティの皆さんにとてもお世話になっています。

まず共著者の3人。

竹下和人さん
竹下さんがいなかったらこの本は出来上がらなかったことでしょう。ツールの管理やスケジュールの管理、編集者さんとのやりとりに、著者陣の管理まで、ものすごいマネージメント能力を発揮してくださいました。且つ、一番ページ数も書いてくださってます。構成及び、CHAPTAR2.3.7.8を担当してくださっています。

シマキョウスケさん
シマさんは、この後に触れる「レビューチーム」として参加してくださっていたのですが、ちょうどこの本を書いているタイミングが年度末というみんなが仕事も忙しいタイミングで、もう無理かも…となった時のように神のように「書きますよ」と助けてくださいました。CHAPTAR6を担当してくださっています。

占部 紘さん
占部さんは本当にお仕事も忙しいタイミングだったと思うのに、本書の中で一番重要なWordPress5.0から導入されたブロックエディター(Gutenberg)部分を書き上げてくださいました。ここは占部さんじゃないと書けなかったと思います。というわけでCHAPTER5の05-10を担当してくださってます。

東京に住んでいる人間が誰一人いない著者陣。でも技術力もあってそれぞれ会社員だったりフリーランスだったり、バラバラだからこその視点の違いのフォローがあって総合力のある本になったんじゃないかと思います。

書店に置くPOPに似顔絵バージョンもあるので探してみてください。似てるかな?

本の中でもWordPressに関する情報を得られる場所としてコミュニティの紹介をしています。

WordPressのコミュニティページ画像

レビューチームやご協力くださった方々

今回の本では、「わかりやすいか」「間違いはないか」「もっと書いた方が良いことはあるか」などの視点から見てもらうためにレビューをお願いした方々がいます。これらの方々は「WordPressについての良い本を出せるといいね」という気持ちで協力してくださいました。
村上直子さん、河野千秋さん、三浦佐代子さん、齋木弘樹さん、そしてWordPress.comJetpackAkismet について Automattic高野直子さん。
すごく時間のかかることを丁寧にしてくださって本当にありがとうございました。

MDN編集の塩見さん、DTPを担当してくださったリンクアップさん、ありがとうございました。著者陣がやりやすいようにと新しいツールの導入にもつきあってくださったり、色々な質問に丁寧に答えてくださって、とても心強かったです。

あ、あとサンプルサイト内の写真は男木島のダモンテ商会さんで撮りました。撮影を快く許可してくださってありがとうございます。男木島にいらした際にはダモンテ商会さんの美味しいパンと珈琲を皆さまぜひ味わってください!

それと書店に置く手描きPOPは男木島図書館スタッフのミッキーが描いてくださいました。これから書店周りの旅に出るので、見つけられた方はぜひ写真を撮ってTwitterとかにあげて欲しいです。

直接のやり取りはしていないのですが、本書の表紙等のイラストはHama-Houseさんが描いてくださいました。私が猫がたくさんいるという島に住んでいるから猫なわけではない、と信じたい。

「WordPressのやさしい教科書。」を使ったイベント

6月10日の夜にオンラインで実際に「WordPressのやさしい教科書」を使ってサイトをリアルタイムで作ってみるというイベントをWordPressのオンライン勉強会 WP ZoomUP にておこないます。

#20 WP ZoomUP 「WordPressのやさしい教科書」実際にサイトを作ってみよう!

#20 WP ZoomUP 「WordPressのやさしい教科書」実際にサイトを作ってみよう!のイベント画像

参加申し込みはconnpassからどうぞ。オンラインなのでどこからでも参加できます。実際に買ってみてわからないところがあった方もどうぞ!

今年の関西での WordCamp は大阪。WordCamp Osaka の名前での開催は2012年以来となります。
2018年6月2日の1日目がカンファレンスデイ、6月3日の2日目はコントリビューターデイという形で開催されました。

スピーカーとして

WordCamp Osaka 2018 では 昨年の WordCamp Kyoto と WordCamp Tokyo のコントリビューターデイからオンラインでの活動を経て完成させることができた「Japan WordCamp」 サイトのリニューアルについてと、そもそもWordCampってどうやったらできるの?的なお話を小原千秋さんと一緒にさせていただきました。

(さらに…)

紺屋の白袴とは良く言ったもので、「まさに」と思いながら記事を書くのが後々になっていました。
今年は日本国内ではWordCamp※が3ヶ所で開催されました。
順番でいうと大阪→男木島→東京なのですが、今回は一番最近におこなわれたWordCamp  Tokyoについて書きたいと思います。

※世界NO.1シェアを誇るオープンソースのブログ/CMSソフトウェア WordPress のユーザーと開発者がその普及と情報交換を目的として一 堂に会するイベントで、WordPress Foundation によって承認されているイベントです。

1日目はコントリビューターデイ

WordCamp Tokyo 2018 の1日目はコントリビューターデイでした。2014年のWordCamp Kansai 以降、日本のWordCampでもおこなわれるようになったコントリビューターデイ(貢献者の日)ですが、今まではセッションデイが1日目でコントリビューターデイが2日目(もしくはコントリビュートを日として分けない形)という形式でした。

(さらに…)
1月21日、WordBench 長野にてお話ししてきました。

 


Photo by.コワーキングスペースknower(s)

セッション中にも少しお話ししたのですが、今回お話しすることになった経緯としては、昨年の WordCamp Tokyo の打ち上げの際に、今回の主催者であるToro_Unitさんが、「俺は関西や東京に呼ばれてここまで来るのに誰も長野には来ない!」という話をされていたのがきっかけです。
笑い話のように(そして実際笑い成分を含んで)話しているわけですが、私としては結構これは重要な話だな、と思いました。

 

ちょうど、先日から動いている WordPress の情報ブログ CaptalP さんでも、「WordCamp でスピーカーに交通費を出すべきか?」という記事が上がっているのですが、WordCamp を代表とする WordPress のイベントに地方から呼ばれて行く。その時の交通費や宿泊費はもちろん自腹です。
WordCampにスタッフとして関われること、スピーカーとして呼ばれること、楽しいという気持ちも大きくあると思いますし、できれば誇りだと思ってくれたらいいなと呼ぶ側としては思ったりもします。でも負担は実際軽くはないんですよね。
そして、地方の WordBench の場合、東京や関西ではテーマによっては100人集まるような状況ですが、地方ではなかなか人数が集まりません。
私自身は、まあ、2人でも3人でもいいんじゃないか、というスタンスでいたりはしますが「寂しい」という気持ちはわかります。

 

Toro_Unitさんはとても優秀なエンジニアで、WordPress の公式ディレクトリ掲載プラグイン作者でもあるし、コアの貢献者でもあります。
そんな若くて優秀な方が、地方民は搾取されていると感じるなんて(そういう環境を作ってしまっていることに)良くないぞー、と思ったのです。

 

と、いうわけで長野まで行ってきました。

 

今回の私のセッションの目的としては「WordBench 長野」というWordPressコミュニティに、今までWordBenchに来たことがないような人にも来てもらいたいというものでした。
そこで。Toro_Unitさんとは先に相談をしたのですが、興味を持ってもらうセッションをしようと思い、普段お話しすることとはちょっと趣向を変えて、フリーランスWebデザイナーとしてのワークフローの話とお金の話をしてきました。(他の登壇者さんが技術的な話やコントリビュートの話はしてくれると信じて!そしてその通りだった!)

 

目的はWordBench長野に来た方へ、と搾ったものだったので、最初セッションスライドをWebにアップする予定はなかったのですが、使っているツールなどメモし損ねたのでちゃんと見たいというような言葉もいただき簡易版をアップいたします。

 

わりと私は、仕事のスタイルとして周りがやりやすいよう合わせていくので私からあまりツールを指定したりはしないのですが、ディレクション&デザインで入っている場合、チームでGitは使えると便利だなあと感じています。

 

後から思ったのは、デザイナーとして、WordPress用のデザインデータをどう作ってるか、というのを掘り下げてもセッションになりそうですね。もしくは情報交換会も楽しそう。
セッションでもお話ししましたが、WP-REST-API の普及やデバイスの進化、制作の定義すら変わっていく中で、ワークフローというのはどんどん変化していくと思っています。

 

WordBench 長野は、とても和やかな雰囲気で、会場となったKnower(s)さんの雰囲気もとても良かったし、スタッフとして細々と動いてくださっていた皆さま、他の登壇者の皆さまの濃いセッション、長野の皆さんも遠方から足を運んでくださった皆さまも、楽しそうで行って良かったなあと思いました。
あ、あと懇親会中のLTも素晴らしかったです。たんしおさんの書けないけどすごいこととか、石川さんのWordPressのテーマで見積書請求書発行システムとか。
作ってるもの自慢いいですよね。
 

WordBench は全国各地でありますので、ぜひお近くの WordBench に皆さま参加してみてください。なかったら作るというのも手ですよー!

少し前の話になるのですが、WordCamp Europe 2016 に参加してきたのでそのレポートを。(ちなみにここから、WordCamp Kansai 、 WordCamp Tokyo とレポートが続く予定。)

 

WordCamp Europe への参加は2回目。1回目は、初めての”Europe”という名前で行った時でした。
その時のレポートはWP-Dというサイトで書いています。→WordCamp Europe 2013に参加してきました

WordCamp Europe 2013 の時の参加人数は1000人に満たないぐらいだったと思うのですが、今回は3000人!とのことで、ヨーロッパでの WordPress コミュニティの成長を感じました。

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会場はウィーンの MuseumsQuartier(ミュージアム・クォーター)という、美術館などが集まっているカルチャーエリアの中の2つの建物を使って行われ、メイン会場は大ホールのセッションとスポンサーエリア、サブ会場はコミュニティのアンカンファレンスと小さめのセッションが行われました。
(さらに…)