WordCamp Tokyo 2018 に参加してきました #wctokyo
- By nukaga
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- On 22 9月 | '2018
紺屋の白袴とは良く言ったもので、「まさに」と思いながら記事を書くのが後々になっていました。
今年は日本国内ではWordCamp※が3ヶ所で開催されました。
順番でいうと大阪→男木島→東京なのですが、今回は一番最近におこなわれたWordCamp Tokyoについて書きたいと思います。
※世界NO.1シェアを誇るオープンソースのブログ/CMSソフトウェア WordPress のユーザーと開発者がその普及と情報交換を目的として一 堂に会するイベントで、WordPress Foundation によって承認されているイベントです。
1日目はコントリビューターデイ
WordCamp Tokyo 2018 の1日目はコントリビューターデイでした。2014年のWordCamp Kansai 以降、日本のWordCampでもおこなわれるようになったコントリビューターデイ(貢献者の日)ですが、今まではセッションデイが1日目でコントリビューターデイが2日目(もしくはコントリビュートを日として分けない形)という形式でした。
なので、コントリビューターデイが1日目で、しかも平日というのは日本では初めての試みでした。
もちろん平日なので、仕事の都合などで参加できる人は限られていたと思うのですが、それでも200人にのぼる参加者がいたということで、とても良かったのではないでしょうか。
個人的には、どうしてもカンファレンスが先だとその日に懇親会があって一旦終わったみたいな感じになるのが、コントリビューターデイが先にあることによって、いい助走のようにもなっていたように感じました。
コミュニティグループ
私は、コントリビューターデイではコミュニティグループの世話役として参加しました。
というわけで、コントリビューターデイでの活動報告はja.wordpress.org/team/に以下のレポートをまとめています。
WordCamp Tokyo 2018 コントリビューターデイについて報告
良かったらご覧ください。
- WordCamp Organizer Handbook の翻訳
- Meetup Organizer 用のトレーニングクイズの翻訳
- Backlog インポート用 WordCamp タスクシート
- WordPress Meetup Organizer Handbook の置き場所について
- Meetup チャプターアカウント申し込み
などを進めました。
現在私はグローバルのコミュニティチームでDeputyとして世界各地のMeetupやWordCampのお手伝いをさせていただいたりしているのですが、日本のWordPressコミュニティは、ちょうど過渡期に入っているように感じています。
その中で自分ができることをちょっとでも誰かの役に立てるように、進められる状態にできて、たくさんの一緒にやってくれる人がいるというのは、WordPressコミュニティの幸せなところだなあと思ったのでした。
2日目はカンファレンスデイ
2日目はカンファレンスデイでした。今回はゆっくりいろんなセッションを聞かせていただきました。
印象に残ったのはホスティング会社の皆さんからのWordPressへの貢献セッションで、「輪に入れてもらえた」という言葉が出たこと。嬉しいし、今までもスポンサーという立場で関わってくださることが多かった皆さんだけどぎゅっと距離が近づいているんだなあと感じることができました。
WordPressと言うと二言目にはセキュリティという言葉が出るほど、みんなが使っているからこそ気になる問題だと思っているのですが、ホスティング会社の皆さんとセキュリティフィックスのアップデートの情報などを共有する状態が作れていくというのは、日本でWordPressを使っているみんなにとってとても大きなことだと思います。
WordPress次期エディタのGutenbergの話もそうなのですが、新しいプロジェクトが進んでいっていることを体感したし、どう自分が関わっていくかを改めて考えたりもして。コントリビューターデイ含めて今回はたくさんの人と話せたWordCampでした。
コントリビューターデイや他のシチュエーションで、「額賀さんのWordPressコミュニティに関わるモチベーションはどこにあるの?」と聞かれることが何回かあったのですが、みんなが楽しそうにしてるのが、私はすごく嬉しいんだなあと改めて思いました。
WordPressというツールがあって、WordPressに関わる人のコミュニティがある。どちらも大きな財産なのだと思います。
もっとデザインでできること増やしたいとか、英語でのコミュニケーションとか自分の中の課題はあるのですが、できることを少しずつ増やしながら今後も関わっていけたらなあと思いました。
“WordCamp Tokyo”というもの
私はWordCamp Tokyoの実行委員をしたことはないのですが、今回 “WordCamp Tokyoというもの” の”存在”を改めて感じました。
Challengeというテーマを掲げられたWordCampだったのですが、感じたのは安定感です。
それはイベントとして成熟しているとも言えるでしょう。
今年、私は男木島で初のWordCampを開催したのですが、開催することが既にチャレンジとなるような場とは違って、開催することの上のハードルを越えていかなければいけないということ。そこに如何に新しいことを重ねるかというのはとても難しいようにも思います。
WordCampはボランティアの集まりなので、毎回スタッフは変わります。その中でも安定感があるというのは、歴代のWordCamp Tokyo実行委員の皆さんが作ってきたものなのだろうなあと思いました。
今回も実行委員長の福島さんを始め、実行委員の皆さま、楽しいWordCampをありがとうございました。