TOP > note > More Publishing な WordCamp Tokyo 2015

More Publishing な WordCamp Tokyo 2015


WordCamp Tokyo 2015 レポート


10月31日、11月1日と2日間に渡って開催されたWordCamp Tokyo 2015 に参加してきました。

contoributor day

1日目はセッションスピーカーとしてWordPressと男木島図書館の話を


1日目はセッションスピーカーとして講演をいたしました。
スライドはこちらになります。

今回のWordCamp Tokyo のテーマは「More Publishing」。WordPressが謳う「パブリッシングの民主化」を意識したものとなっています。
現在、私は男木島という瀬戸内の離島でWebデザイナーの仕事を続けながら民営の図書館作りを進めています。離島という場所で何かをするには「情報発信」は必須となります。
WordPress が離島という環境の中で活用されているか、活用の仕方、そして WordPress へコントリビュートすることのメリットなどをお話しさせて頂きました。

高野直子さんによる基調講演の中でも男木島図書館のサイトに触れて頂いて嬉しい驚きがあったのですが、このサイトでの情報発信に携わっているのは私ともう1人Webの仕事などしたことのない20代の女性です。しかし、最初に少しレクチャーしただけでどんどんと更新を進めてくれています。
CMS はたくさんありますが、 WordPress のブログとしての使いやすさは群を抜いているのではないでしょうか。
誰でも情報発信ができるという世界は、情報格差を埋め、誰でも言葉という力を持つことができる平等さを作ると私は思っています。

また、スライドでは副題を「コントリビュートすることで働き方を選択する未来へ」としました。
「Webの仕事をしている」「WordPress を仕事に使っている」から一歩進んでオープンソースのソフトウェアである WordPress そのものに関わっていく。
私自身が気がつけばそういう道を選んでいるのですが、それは自分の視野を広げ、技術を磨き、結果として働き方の選択肢が増えるということになりました。

WordCamp Tokyo が終わってからですが、ちょうど WordPress のシェアが全世界のサイトの 25% を占めるという情報が公開されました。また CMS を使ったサイトの中では 58.7% のシェアを持っているとのことです。(全世界のサイトの4分の1はWordPressで作られている-Gigazine
数が正義なわけではありませんが、シェアに応じた豊富な情報とオープンソースとして活発な動きは、これからも私たちに面白い未来を見せてくれるのではないかと思っています。

面白かったセッションピックアップ


WordCamp Tokyo では、他にも興味深いセッションがたくさんありました。私も全部は見れていないので、WordPress.tv で公開されることを期待しつつ。見た中で印象深かったセッションをピックアップします。

先ほども触れた高野直子さんの基調講演。

「なんとなく」の壁を越えよう! 〜自信を持ってWordPressを選択するためのヒント〜
今、私たちにはWebで表現をする選択肢が広がっていっています。CMS を選ぶにしても WordPress じゃなくても良い、そもそも CMS でなくても良いのではないか、というような話も良く目にします。
確かにそれも一理ある話で、Web サイトの内容によっては、CMS じゃなくても良いこともあります。しかし勿論 WordPress を選択した方が良いということもあるわけです。何故 WordPress を選ぶのか、そんなヒントがたくさん詰まったセッションでした。

西川伸一さんの「GPL:WordPress 4つの自由と ビジネスモデル」セッション。

GPL とは WordPress のライセンスです。WordPress は GPL に則ってユーザーへの「自由」を保証しています。
ライセンスの話だとわからないとか怖いとか思いがちですが、GPL は基本はとてもシンプルです。
こういったセッションが WordCamp で行われるということに意味があると思います。

高橋文樹さんの「マルチパブリッシング プラットフォームとしてのWordPress」セッション。

WordPress を ePub (電子書籍) ジェネレーターとして利用している例についてお話しされました。
Web での情報発信を主としつつ、閉じられたチャンネルにも発信できる形式の変化を持たせてゆく。
WordPress をブログツール以上として使用するという話題は何年か前から活発に出るようになったのですが、WordPress で書かれた記事をそのまま電子書籍にできるというのは、「Publishの民主化」の一歩進んだ使い方としてとても興味深いと思いました。

2日目はコントリビューターデイ


そして2日目はコントリビューターデイでした。日本では WordCamp Kansai 2014 から行われるようになった「貢献者の日」と呼ばれるこの日は、みんなで手を動かして WordPress に貢献しようという取り組みです。
今回私は日本語Codexの翻訳の世話役をいたしました。
12273535_10153346589289492_1449565436957112456_o
私が WordPress へのコントリビュートに興味を持つようになったのは幾つか理由があるのですが、本体の翻訳についてTwitterで呟いた時に「ひとつ(一語)からでもできますよ」と言われたのと、「あなたが一つ訳したら誰かが一つ訳する手間が省ける」という言葉をもらったのが大きかったように思います。
貢献者というとなんだかすごい人のようだけど、一語でも良いんだ、しかもしれは誰かへの助けになるかもしれない、と。
それぞれきっと思うことがあって、みんなが私と同じではないとは思うのですが、少なくとも「難しくない関わり方」というのはあると思っています。

コントリビューターデイでは、ちょうど今年の3月に発表されてTaiさんが翻訳を呼びかけて作業してくださっていたWordPressセキュリティ白書( WordPress Security White Paper )の校正も行いました。
無事公開されています!
WordPress セキュリティ白書を公開しました。|WordPress.org 日本語

そうそう。プラグイン班からはこんなプラグインも生まれています。WordCamp で何かが生まれるっていいですね。

熱い WordPress コミュニティ


さて、1日目も2日目も懇親会というか打ち上げに参加したのですが、この場もとても楽しかったです。実行委員の皆さんや地方から来ているスピーカーや参加者さんの熱い WordPress 話が聞けるのはここだけ、というか。
2014年に私は WordCamp Kansai の実行委員長をさせて頂いたのですが、自分の中でその背中をこっそり押すできごとがあったのも思い返せば2013年の WordCamp Tokyo の打ち上げ時だった気がします。
うまく言えないのですが、思い入れを持って、それぞれの信じることや感じることがあって WordPress に関わっている人たちがいる。その人たちは遠く離れていてもなんだか「仲間」だと感じるのです。
実行委員長の清野さんはじめ、WordCamp Tokyo 実行委員の皆さま、おつかれさまでした。良い WordCamp を、楽しい時間をありがとうございました。

そして今は日本から WordCamp US に参加するべくフィラデルフィアに向かっている人たちもいて。私は海外の WordCamp は2013年の WordCamp Europe 以降行けていないのですが、また動けるようになったら行きたいなと思っています。
ブログを書くまでがWordCamp。More Publishingしました!

Photo by. Noel Tock
Thanks.


ダッシュボードから更新できる国産レスポンシブ WordPress テーマ を紹介 arrow-right
Next post

arrow-left さくらインターネットのレンタルサーバーで WordPress が 500 Internal Server Error を出した場合
Previous post

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です